FIRE フルFIREとサイドFIREの違い 実現しやすいサイドFIREはいくら必要?

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巷で話題のFIRE。目指して頑張っている人も多いのではないでしょうか。かと言う私もFIREを目指して、資産を少しずつ増やしています。FIREは、経済的自立。簡単に言うとお金に縛られている状態から解き放たれ、お金のために仕事をする必要がない状態を指します。

フルFIREとは、全く働かなくても一生お金に困ることのない状態を指します。一般的には、この状態をFIREと指していることが多いです。一方で、サイドFIRE(セミリタイア)と呼ばれるものは、貯めた資産を使いつつ、フルタイムではなく生活に困らない程度の仕事をしていくというものになります。

サイドFIREなら再現性が高く、普通のサラリーマンでも到達でき、かつフルFIREよりもおすすめできます。

それではこの「フルFIRE」と「サイドFIRE」に必要な資産はそれぞれ、どれくらい必要になるのでしょう。実際にイメージしやすいように具体的に数字を持って見ていきたいと思います。

また、なぜ私はサイドFIREの方がおすすめできるのか、その理由も解説していきたいと思います。

何事も目標感を持って進んでいくことが大切になります。FIREを目指しているけど実際に人は参考にしてみてください。

※こちらの記事は、数字などの根拠はインプレスから出版されている「いちからわかる!FIRE入門」という本を参考にしています。

FIREとは

まずは、「FIREとは何か」ですが、先ほども言いましたが、お金に縛られている状態から放たれ、お金のために仕事をする必要がない状態です。

つまりフルFIREの状態になれば、仕事をしなくてもいいし、仕事をしてもいい、それを選択できる自由が生まれます。お金に縛られていないので、給与は気にしなくていいので、自分の好きな仕事だけを選ぶことも出来ます。時間と気持ちにも余裕が生まれます

今の仕事を今すぐにでも辞めたい!と思っている人は、転職とかの方がいいとは思いますが、今の仕事を続けて資産を増やしていくことでFIREで、もっと自由に仕事を選ぶことができるメリットは大きいと思います。

仮にFIREを出来なくても、今のうちからコツコツ資産を増やしていくことで、定年後の老後の生活が楽になるのも見越して今からすぐにでも資産を増やしていくことは重要になります。

FIREに必要な資産

フルFIREの場合

いわゆるフルFIREにはどれくらいの資産が必要となるのでしょう。

これは、FIRE後の生活水準によって全然変わってくるので、個人差が大きくなります。仮に年間の生活費が300万円の人であれば、7500万円が必要になります。こちらの計算は「4%ルール」と呼ばれ、株や債券の運用益が毎年平均して4%くらいはあるので、その範囲内を使うことで資産は永遠に減ることがない、という考えから来ています。

(基本の計算式)    年間の生活費 × 25倍 = 必要な資産

(生活費年間300万円) 300万円 ☓ 25倍 = 7500万円

7500万は中々な数字ではないでしょうか?投資利回り4%で毎月20.6万円を20年間積立て続ければ7500万円に到達します。日本のサラリーマンの平均給与が500万くらいの中、毎月20万円投資に回すことは到底到達できる気はしません。

サイドFIREの場合

同様にサイドFIREの場合はどうでしょう。
こちらは、貯めた資産と足りない必要なだけの収入を他で得るものです。

先ほど同様、年間生活費300万円とします。労働などの収入で年間120万円得るとして、サイドFIREに必要な資産は、4500万円となります。4500万円の不労所得が180万円で120万を足して300万になります。

300万円 = 資産からの不労所得180万円 + 労働などの収入120万円

資産からの不労所得180万円 = 資産4500万円

一定の別での収入が必要とはなりますが、フルFIREの7500万円から、少し現実味が出てきたのではないでしょうか?

資産4500万円は、投資利回り4%で毎月12.4万円を20年間積立て続ければ到達します。12万円でも「そんなの無理だー」となる人も多いと思いますが、到達するまでの期間を伸ばせば、毎月必要な金額は一気に下がってきます。自分の日々の生活が苦しくなるのは、違っていると思うので、無理のない範囲で投資にお金を回していきたいところですね。

サイドFIREがおすすめの理由

当然、フルFIREの方が資産も多く自由度が高いのは間違いないです。ただ、先ほどの例でも申しましたが毎月20万ものお金を投資に回していくのは、正直無理があります。サラリーマンの人でも副業などの事業所得がある程度ある人であれば、到達できるのかな?という感じではあります。

一方でサイドFIREは月12万くらいとなり、スマホ代、保険の見直しor解約、家賃など固定化している支出を見直し、無駄にルーティン化している生活習慣を見直すことで出費を数万円は改善できます。それらを投資にまわしていくことで現実味を帯びてきます。

サイドFIREは年間120万円の収入が必要となりますが、これも労働者としてパートでもいいですし、当然そのままフルタイムでの仕事を続けても問題ありません。また、個人事業主となって自分で事業をしてもいいと思います。その両方をすることもいいでしょう。

サイドFIREでも、労働の仕方である程度の自由が生まれ、時間を作り出すことが出来ます。
これは、実体験ではありませんが、結局フルFIREを達成しても、することもなく自宅でぼーっとしているだけでは、社会との繋がりもなくなり、無気力で夢見ていた楽しい生活には程遠い状態となってしまうことが多いようです。そこで、結局仕事を始める方が多いらしいです。

まとめ

FIREにもいろいろあって、サイドFIREという目標としている資産とある程度の収入を得ることで、フルタイムで働かなければならないという、縛りから開放されるものを紹介してきました。

一般のサラリーマンの収入だけでは、フルFIREはあまり現実的ではないことが分かりました。逆に必要とされる生活費から目標とする資産を立てて、FIREを目指すサイドFIRE。こちらなら、今の生活費の見直しである程度実現できるものとなっています。

私個人は、40代で投資を始めたので60歳までの時間が、20年しかなく複利で資産を大きく伸ばすことは難しいかと思いますが、無理のない範囲で、頑張っていこうかと思います。私と同様にFIREに興味を持っている人の参考になれば幸いです。

今回は以上となります。

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