投資を最近はじめた私に、興味のある発表がありました。野村総合研究所が行っている純金融資産保有額別の世帯数で富裕層、超富裕層をあわせて過去最高の148.5万世帯になったそうです。
ほとんどである庶民には全く手の届かない世界の話でお金持ちの人や資本主義社会を妬ましくも思ったりする人も多いのではないでしょうか?
しかし、準富裕層と呼ばれる5,000万〜1億円未満なら普通のサラリーマンでも若い内から適切にお金を管理して運用を続けていけば決して難しくない到達点とも言われています。
この記事を読めば、どうやれば準富裕層になれるのか、について解説していきたいと思います。
純金融資産保有額にとは
まずはじめに「純金融資産保有額」とは、世帯として保有している金融資産(預金、株、保険など)から借入金、住宅ローンなどの負債を差し引いたものを指します。
つまり金融資産が2,000万円あったとしても住宅ローンが2,000万残っていれば、純金融資産は0円となります。
その純金融資産に応じて5つの層に分類しています。
それが、超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層です。
その5つの層と世帯数の内訳が下記の通りとなります。
2017年との比較もしてみました。
世帯の純金融資産保有額 | 世帯数(2021年) | 世帯数(2017年) | |
超富裕層 | 5億円以上 | 9.0万世帯 | 8.4万世帯 |
富裕層 | 1億円以上5億円未満 | 139.5万世帯 | 118.3万世帯 |
準富裕層 | 5,000万円以上1億円未満 | 325.4万世帯 | 322.2万世帯 |
アッパーマス層 | 3,000万円以上5,000万円未満 | 726.3万世帯 | 720.3万世帯 |
マス層 | 3,000万円未満 | 4,213.2万世帯 | 4,203.1万世帯 |
こう見ると、当然のことながらマス層が圧倒的に多いですね。
アッパーマス層になるだけで一気に減ります。しかし、2017年と比較するとそれぞれマス層以外の世帯が増えていることがわかります。
私も悲しいかな、まだまだがっつりとマス層の中におります。
いつかは準富裕層にまで、到達したい!
準富裕層を目指すためには
私もいつも勉強させてもらっているのですが、YouTubeにある「両学長 リベラルアーツ大学」はご存知ですか?お金に関して幅広い分野について、初心者にわかりやすい動画となっています。
この中で「朗報 大金持ちは無理でも「小金持ち」になら誰でもなれる理由」というものがあります。自分自身が目標を持ったきっかけになり、かなりの影響を受けました。出版した書籍も好調で非常に有名な人なのでほとんどの方が知っているのではないかと思います。
この中でも、お金持ちになるための要素として
収入 − 支出 + 資産☓利回り = 資産の1年間の増加額
とあります。
詳しい内容は動画がわかりやすいですので、ぜひ、ご覧になってください。
普通のサラリーマンでも、収入を少し増やして、無駄な支出を減らし、時間をかけて適切な投資をすることによって、資産が5,000万円から1億円未満の小金持ち(準富裕層)になることができるとしています。
SNSやメディアでは、FXや仮想通貨などで一発当てて億り人、みたいな博打がよく紹介されています。これらは確かに夢があるかもしれません。特に初心者のうちはそっちのほうがキラキラして見えて目を惹かれやすいかとも思います。
私も株を始めてまもなく、夢を見てFXに手を出して失敗した過去が…
今となっては良い教訓になったと思っています。
しかし、人生をかけた大勝負は一部の人を除いて成功はしないでしょうし、逆に一気にお金を失って後悔することの方が多くなりそうです。
一気にお金は増やすことはできませんが、両学長の動画にもあった通り、普通のサラリーマンでも収入を副業などで少し増やし、支出を減らし、つみたてNISAなどを軸にして、間違いのない投資をすることで準富裕層を目指していくことはたしかにできそうです。
みなさんもあまり夢は見ないようにして、着実に資産を増やす道を進んでいきましょう。
以上。
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